目を閉じる
「むけんり」……「無権利」だろうか?
今のままではここから出る権利はないと
言いたいのだろうか。
やはり、もやがかかったままでは
上手く答えが導き出せないのかもしれない。

――そう思っていると、頭の中に言葉が浮かんできた。
耳で聞いたようで、目で見たようでもある、
不思議な感覚だった。