――気が付くと、闇の中を歩いていた。
頭がぼんやりとしており、
自分が何者かも思い出せない。


右も左も分からない空間の中を進んでいると、
闇の中に何かが浮かび上がってきた。
また、かすかに音楽のようなものが
あちらこちらから聴こえてくる。
これは……謎?


瞬間、頭にズキリとした痛みが走る。
誰かの声が鳴り響いている。
視界にもやがかかって上手く見えない。
しかし、どうしてかは分からないが、
この謎を解かないといけないと強く感じる。


仕方がない。
まずは見える範囲で素直に謎を解いてみよう。
上手く言葉になるかは分からないが、
とにかく答えらしきものを出してみるしかない。
改めて私は目の前の謎に向き合うことにした――。






向き合う